鴨川 (京都市)
2018.05.12

七条大橋  鴨川-1
  観光客の人混みにうんざりしていて久しく京都ではスケッチしていない。ふと5月になったので鴨川に納涼床が敷かれることに気づき、鴨川沿いの道だと人混みはないなと思い、久しぶりに出かけることにした。
 鴨川にはいくつも橋が架かっているがJR京都駅あたりの橋は描いたことがないのでまずは京都駅近くからスタートして鴨川を上りながらスケッチすることにした。最初に描いたのが七条大橋、アーチ状の立派な橋だ。調べると鴨川に架かる橋では最古、1913年に開通したとのこと。

団栗橋  鴨川-2
 七条大橋あたりを描いたあと川沿いの東側の道を上って行った。正面橋→五条大橋→松原橋と、途中向いの家並みを小さな紙に描いてみたりしたがやっぱり魅力を感じず、結局、団栗橋近くや四条大橋あたりの家並みが見えるところに座って描いた。

四条大橋あたり  鴨川-3
左手の橋が四条大橋、川岸に見える建物が東華采館、川沿いには先斗町の家並み、納涼床で陰影もあって一番絵にしやすい。そんなこともあって何度も描いたことがあるが久しぶりに描いてみた。
 最近は集中力の維持時間が短くなったようでこの日はこの絵で終わりし、結局三条大橋を通ってぶらぶらと川沿いを歩き四条駅まで行き帰宅。


団栗橋近くから四条大橋方面を 鴨川-4
5月12日には鴨川東岸から描いたが納涼床のある西岸では描けなかった。心残りだったのでMKさんが出展されている展覧会が三条河原町のギャラリーに行く前、少し早目に家を出て続きのスケッチをすることにした。上の絵は団栗橋近くから四条大橋方面を描いてみたものだ。

四条大橋東詰方面を 鴨川-5
 ふと四条大橋の東詰方面を描いたことがないなあと思いつき描いてみることにした。調べてみると西詰の東華采館が1926年(昭和元年)竣工。東詰にあるこの絵の左の建物、アールヌーボ調の外観のレストラン菊水も同年竣工、その向いの日本最古の劇場といわれる南座も1929年竣工とのこと。幸いにも京都は戦災にあっていなので今も昭和初期の面影が残っていることになる。

三条大橋方面を 鴨川-6
最後に三条大橋方面を描いてみた。三条大橋そばの建物が先斗町歌舞練場。この建物も昭和2年(1927年)竣工の建物だ。
この絵を描いたあと三条通にあるギャラリーみすやで開かれている「わたしの絵水彩画展」に行きMKさんらと歓談、その後阪急四条駅まで歩いて帰宅。鴨川を上から下まで描いてみようと思いながら結局三条より上の方は描かないシリーズになってしまったが後日また・・・・。

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