このコーナーの挿絵のページをつくりました。 

■ ないしょばなし


● 京都市バス 「後乗り」から「前乗り(先払い)」へ変更
 
京都市バスが観光客の増加で混雑が深刻化し現行の「前乗り・後降り」が半世紀ぶりに「前乗り(先払い)・後降り」に変更することに決めたとのこと。また、それにより乗降時間が短縮されると好意的な評価があるとか。
 東京都、横浜市、川崎市など首都圏では均一運賃を採用し「前乗り・後降り」が主流だが、関西では大阪市や神戸市、高槻市など市内全域、もしくは多くの地域で均一料金を採用しているにもかかわらず「後乗り・前降り」だ。
 記事の中で、バス専門誌の編集長が「大阪で後乗りと後払いが続きてきたのは、関西人は最後まで財布からお金を出したがらないという「珍説」もあることが紹介されていいた。

● 折々のことば から
Can I find a trick recalling pi easily?
                            円周率の覚え方

 
3.1415926……円周率(π)の初め8桁である。これを覚えるのに英語では字数で文を作る。それがこの「π(パイ)を簡単に覚える秘訣(ひけつ)はありますか?」という文章だと友人に教わった。
他にこんな文章も。
May I have a large container of coffee?(大きな器でコーヒーをいただけますか?)。
日本語だと語呂合わせで、「産医師異国に向こう」で始まり100桁まで行くのがあるそうだ。(鷲田清一)


注)netで調べてみると次のようなものでした。
産医師異国に向こう。産後薬なく産婦みやしろに。虫散々闇(むしさんざん)に鳴くころにや、弥生急な色草、九九見ないと小屋に置く。仲良くせしこの国去りなば、医務用務に病む二親苦、悔やむにやれみよや。不意惨事に言いなれむな」


● 100歳の心とは?
100歳近い人の心の内には、70代ごろまでの人とは異なる「幸福感、「老年的超越」と呼ばれる心が存在するそうだ。
「老年的超越」はスエーデンのラルス・トルンスタムが提唱した概念で、85歳を超えるとそれまでの価値観が「宇宙的、超越的なもの」変わっていくという。
思考に時間や空間の壁がなくなり、過去と未来を行き来する。
自己中心性が低下し、あるがままを受け入れるようになる。
自分をよく見せようとする態度が減り、本質がわかるようになる。
とのこと。
 日本での調査でも70代と80代を比べると、「ありがたさ」「おかげ」の認識、社会的自己からの脱却、無為自然(あるがままをうけいれる)、が増えるとのこと。
 できないことが不幸感が高まると思いきや、自分自身をとらえ直し、不幸感が弱くなり感謝の気持ちが高まっていく、そうですよ。
(the GLOBE 1月7日号 より)

● 大人になったら なりたいものは 男の子の夢「学者・博士」1位
昨年7~9月に第一生命の営業担当者が小学6年生までの子ども1100人に尋ねたところ、男の子の1位は前年の2位から浮上し「学者・博士」になった。サッカー選手(3位)や野球選手(2位)を抑え、15年ぶりにトップになった。
 学習指導要領の改訂で理科の授業の充実が図られたことや、日本人のノーベル賞受賞が相次いだことが影響したようだ。
 女の子21年続けて「食べ物屋さん」がトップだった。ついで2位が看護師さん3位が保育園・幼稚園の先生だった。


 折々のことば から
『万葉集』は、何と「雑」の分類から出発する。
                       中西進

年の初めといえばお雑煮。ここにも「」が使われている。
古代中国の辞書によれば、「」は「五采相い合うなり」(五色の彩りが一つになる)とか「最なり」(第一のもの)を意味すると、随想「美しきカオス」(「潮」昨年12月号)で国文学者は教える。雑技も華々しい技芸のこと。歌集の「雑」も華やかな開始を示すと思われ、「その他」ではないと。ごっちゃ(多様)こそ「万物の礎」?
                                 鷲田 清一

● 戌年生まれ 976万人 十二支で最少
2018年の干支「戌年」生まれの人は1月1日時点で976万人総人口1億2660万人の7.7%を占めると総務省が発表。
戌年生まれは終戦直後で出生数が比較的少なかった1946年生まれを含むため、十二支の中で最も少ない。男475万人、女502万人。



● 文字を書くのが・・・、そして3分スケッチで・・・
 最近目がだんだん悪くなり、しかも買い替えたパソコンの画面が小さいこともあって文字を書き込むのがしんどくなりました。
 そのためこの「ないしょばなし」のコーナーへ書くこともほとんどありません。ときに書きたいなと思う新聞記事を切り取っているのですが、ついつい面倒になります。

 そんなことでこの「ないしょばなし」のコーナ-はやめようかとも思ったりもするのですが、最近散歩のときなどにハガキサイズのスケッチブックを持ち歩き電車の中での「人間スケッチ」のほかに「3分スケッチ」と称してほんの数分間のスケッチをしています。しばらくの間その「3分スケッチ」でも載せようかなあと思いこのコーナーを続けています。
・・・そんな状況なのですが時々覗いてみてください。


● 元号
 朝日の読者の投稿をもとに意見を募る「どう思いますか」のコーナーに「元号やめてしまえばどうか」という橋本さん(79歳)の投稿に対しいくつかの賛否の意見が載っていた。
 橋本さんの意見は元号を廃止し西暦一本でいけば国民の利便性は確実に高まる。特に役所関係の書類には元号しか書かれていないことが多く西暦を元号に換算したり、その逆をしたりどれほど面倒か、元号を廃止してもなにも不便ではない、という意見だ。

橋本さんの意見をもとに4人の方の意見が載っているが、このような元号存廃論の議論は戦前はタブーだったが戦後は繰り返されてきたようだ。
 存続派は伝統・文化としての重要性や数十年単位の時代表現イメージ、たとえば「昭和ひと桁」「昭和の遊び・食べ物」、時代表現ができる利便性を強調し、廃止派は西暦にそろえる利便性や天皇制への疑問などを挙げていた。

 世界のいくつかの国で元号は存在ているのかと思ったら、現在では日本にしか存在していないとのこと。中国で、紀元前2世紀つくられた建元が世界初の元号とされているがその中国でも今や使われていない
 また、ひとりの天皇の在位期間と一つの元号を一致させる「一世一元」は慶應から明治への改元に際して決めれた、非常に新しいもの。また、日本初の元号は645年の「文化」で、その後の空白期間を経て、現在の「平成」に至るまで247個の元号が1300年以上にわたって途切れることなく続いている
 実用面では西暦のみで充分、まったく元号は不要だし、お役所の書類は西暦に統一してほしいと思う。ただ、そこにも書いてあるように各時代のまとまりをつかむインデックスとしては元号はなかなかいいものだ。まあ、存続し併用するのが良いだろうと思ったりしながら読んだ。

● 准高齢者
 先日書いたように「高齢者は75歳以上」とする提言があった。
その中で「65~75歳は准高齢者」との区別が示された。提言によれば前期高齢者(65~74歳)は「高齢者の準備期」と位置づけ「准高齢者」と名付けたとのこと。
 「准」も「準」も「ジュン」と発音し、意味も「なぞらえる」{次ぐ」はほぼ同じ。いくつかの漢和辞典には本来は「准」は「準」の俗字とある。
一般の用例で見ると「準」は準会員、準公務員、準決勝、準急など広く使われる一方、「准」は准尉、准士官、准将、准教授、准看護士などやや限定的
 どうもワーキンググループの方々が学者ということもあって「准」という字になじみがあり抵抗がなかったのが「准高齢者」との命名の経緯のようだ。

 「ことばの広場」の奈良岡さんが「准」か「準」かも気になるが、この世代の人を「おじいさん」「おばあさん」と呼ぶのか「おじさん」「おばさん」と呼ぶのか、元気で若々しい人が多いのだけに悩ましいですね、書いておられた。
 ・・・そうですね~若くみられるのはいつまでもうれしいことなので「おじさん」「おばさん」呼んであげた方がいいんじゃないでしょうか。
「ことばの広場」より


● 
 猫はいまや癒し系の代表格、高齢化社会もあって犬のように散歩などの手間がかからないこともあって人気のようだ。
 猫の先祖は中東の砂漠などで生息していたリビアヤマネコで、小動物や昆虫などを捕って食べていた。それが穀物地帯の古代エジプトで、倉庫のネズミを退治する家畜として人間との共生が始まった。日本には奈良時代から平安時代に中国から船で運ばれてきたという説が有力だ。
 現在、猫の種類は40~80種いるが犬の約300種と比べると少ない。これは猫の用途はネズミを捕ることだけということもあって、愛玩用としての見た目の品種改良しかされなかったため。そのため大型猫も存在しない。
 猫の特徴は肉食、そのため消化に必要な腸の長さは体長の約4倍しかない。ちなみに草食の羊の腸は体長の約25倍、雑食の人間の腸は10倍の長さだ。
 猫の味の好みは海外の論文では羊、牛、馬、豚、鳥と続き最後は魚だったそうだ。日本での猫の魚好きイメージはサザエさんの「♪お魚くわえたどら猫」が広く浸透したためじゃあないかとの説もある。また、ハンターとしての先祖の能力のな残りもあり、後ろ脚は最大時速50キロで走れ、体長の約5倍」の高さのジャンプが可能。


 大吉の次は「吉」?「中吉」?
 大吉が一番よいというのはわかるが、2番目以降はどうなっているのかということだが、神社やお寺で違うようだ。
 成田山新勝寺(千葉)や浅草寺(東京)などは大吉の次は「吉」、神田明神(東京)や石清水八幡宮(京都府八幡市)などは中吉を「吉の半分」と位置づけて、吉の下に置く。
また、平安神宮では
大吉、中吉、小吉、末吉、吉の5種類だが順番はなしとのこと。大阪の住吉大社は大吉中吉→小吉→凶→大凶。
 おみくじを考え出したのは比叡山延暦寺の中興の祖と言われる10世紀の僧、良源。良源を信仰する僧の天海が夢枕で「くじを再び世にだし、人々を救いなさい」と良源に告げられ、広めたと伝えられる。
 ちなみに関東のあるお寺では、100本中に大吉が17本、2番目の吉が35本、もっとも良くない凶が30本、その他が18本。多くの神社は公表してないようだが割合は社寺によって異なるようだ。

 しこ名の「の」「ノ」「乃」 どう決める?
 最近は遠藤のように苗字をしこ名にしてる力士もみかける。力士のしこ名を決めるのは所属する部屋の親方や後援者がほとんど。
しこ名に関する規定はなく、唯一の条件は現役で重複しないことだ。
 現役力士は現在、約650人いて、そのうち、しこ名の真ん中部分でつなぐ役目をもち、「の」と発音する「の」「ノ」「乃」を使っている力士は1割程度で80人ほど。「ノ」が36と一番多く、「の」が29、「乃」17。
 過去で有名なのは、1990年代に若貴フィーバーを巻き起こした「若乃花」と「貴乃花」。ともに大関時代の1994年九州場所から「ノ」を「乃」に改めた。改名を決めた元大関貴ノ花の故二子山親方は当時。「2人ともすでに(実力で)私を超えている。さらに頑張ってもらうよう、字体のしっかりした『乃』を選んだ」と理由を説明していた。
(Re;お答えします・朝日より)

 「年の瀬」の瀬とは?
年の瀬が迫ってきた。年の瀬は「年の暮れ、年末、歳末」を指す言葉だが、なぜ「瀬」を使うのか?
「瀬」は川の流れに由来し、国土交通省の河川用語集には「流れが速く浅い場所を瀬、流れが穏やかで深いところを淵と呼ぶ」とある。
身を捨ててこそ浮かぶ瀬もあれ」なら、、急流にのまれ、助からないと思い定めた末、窮地を脱するような場所に至ることをいう。
瀬戸」は陸地や山に挟まれて海峡や谷を指す。
古くは「狭門と書いた。「瀬戸際」は海峡と外海の境。
逢瀬」は川の流れの出会いを指すことから、男女が人目をしのんで会う機会。公然と会えないからこそ時間の過ぎるのが速く感じられたことだろう。
崇徳院の「瀬を早み 岩にせかるる 滝川の われても末に 逢はむとぞ思ふ」も流れの速い川に例えて未来の逢瀬をうたっている。
 このように「瀬」は時の流れの速さも連想させるた。「年の瀬」は一年最後の一番忙しい時期を呼ぶようになった



● 年賀状 2日に配達しなくなるわけ
来年からは1月2日には年賀状を配達しなくなるそうだ。
1月2日に年賀状を配達するようになったのは民営化の前の2005年にサービス向上のために始まった。
しかし、2日の配達は正社員がが中心で休日出勤になり人件費などが10億円かかる。
また、今年の三が日に配られた年賀状のうち85.7%は元旦に配られ2日は7.5%で1世帯あたり2.7枚。また、仕分け機の増強や性能の向上で元旦配達は05年の83.2%から2.5ポイント増え、2日は1.1ポイント減少している。
速達や書留や小包などは2日にもちゃんと配達されるそうなので社員もほんの少しお正月を味わうのもいいんじゃあないでしょうか。


● カーボンインク
悠彩会展での質問で多いのが筆記用具だ。絵を描いておられる方が多いので筆記用具や紙が気になるようだ。
鉛筆はステッドラーの8B、インクは耐水性のインク、おすすめはプラチナのカーボンインク。(1500円)

プラチナのHPには「
発売 2001年5月、当時好評だった顔料の『カーボンインク』が今でも最も黒色が濃くでていることもあり 漫画家や漫画愛好家が、現行のカートリッジを分解して壜にためて使用されているという声が多く、ボトルタイプとして製作したのがはじまりです。」と書いてある。
耐水性なのでにじまないので水彩スケッチの筆記用具としてもよい。万年筆の中で固まる可能性があるかもしれないと思って僕は事前に補充して使っているが、今まで固まったことはない。